滅多に観ない映画を観てきた
しかもドキュメンタリー映画を目撃してきたわけだ
目撃ドキュメンタリー、つまり目撃DQNである
「こんな時期に映画館なんか行きやがって」なんて見当違いな批判もあると思うが、ちゃんと対策はしているので安心してください
まずマスクは必須だから当然装着している
せっかく映画を観に行くのだからこのマスクをチョイスした
直前でこれは映画泥棒役のマスクだと気が付き難を逃れる事に成功
危なかったぜ
マスクを普通の仕様に変えて片手にピストル、心に花束、唇に火の酒、背中に人生のサムライスタイルで入館した
早朝の事前予約ではほとんど席が埋まってなく選び放題だったので後方のど真ん中の席を取ったが、映画館に着いて不慣れなもので、チケットを発券する機会の前で右往左往してしまった
もちろん片手にピストル、心に花束の状態でだ
とりあえず発券に成功したのでコーラでも買おうと思いハードカウンターへ向かったらビールがある事を発見してしまい、しかもレギュラー770円、ラージが880円と記載されている
当然この価格差を見て反射的にラージを頼んでしまった
敗北である
片手にピストル、片手に生ビール、心に花束状態でスクリーンに着席
予約段階よりも人は多く埋まっていた
おそらく4割程度だと思う
このご時世に映画館にくるって事はマスクの装備は大丈夫かと思ったが、ほぼ100%に近い確率でマスクを着用しているようだ
ちなみに映画泥棒のマスクの人は1人も居なかったので安心した
客層を見るとやはり世代の方々が多いと感じた
普段観る映画の客層とは全然違う
と、よく考えたらプリキュアとかドラえもんばっかしか観てないから当然なのだが
おっと、今回観た映画のタイトルを表明し忘れてた
今回観た映画は
https://gaga.ne.jp/mishimatodai/
『GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦』的な映画だと思っていたが、全然違った
スターソルジャーで対決は一切しない
よく考えたら三島由紀夫はゲームとは全く関係なかった
三島由紀夫の冒険島も当然発売されてないのに何故勘違いしてしまったのだろうか…
ここから正気に戻ります
内容についてはドキュメンタリーなのでネタバレもクソも無いのだけれど、とにかく良かった
三島由紀夫と全共闘の学生が討論したのは前から知っていたし、何かで一部を見た事があった
情勢を考えると衝突や暴力行為があってもおかしくなかったと思うのだがこの討論を文字で見ると必ず『紳士的に討論』と出ていたのが謎だった
映画の中でも触れられているが、世の中は明日にでも革命が起きてしまうんじゃないかと言った雰囲気で、逆サイドが単身乗り込んできたら主催者が抑えても攻撃的な観衆が行動を起こす可能性だって十分にあった
それは冒頭の三島由紀夫の演説を聞いて納得した
おそらくここで攻撃的なアジテーションで煽ったら収拾が付かなかったかもしれない
そんな中で非常に紳士的なスピーチを始める
自分の一人称を「わたくし」といい、相手に敬意を払いそれを受け止めた学生達と討論に突入していくのである
この映画、三島由紀夫と全共闘の関係性についてや事件の経緯などは映画内でも話題の東出くんが頑張ってナビゲーションしているので、全く無知でも分かると思います
3.11から政治に興味を持った人や、全く興味がない人に観てもらいたいですね
インターネット上でパヨクだネトウヨだとやりあってる人達に見せたいそんな映画でした
そしてこの討論の後、ご存知の通り三島由紀夫は市ヶ谷で割腹自殺するわけだが、良い悪いは別にして過去の情勢を知って損は無いし、その延長線上に我々の時代がある事を感じるべきだと思う
そして生ビールラージのせいで残り30分間は尿意との闘いがあったのでした
以上