俺のツバ!season2

バイク、クルマ、バンド、その他日常

ハッピーエンデューロのすすめ

インターネットは恐ろしい

 

オートバイレースに参加する場合、昔は直接電話で申し込み、エントリー用紙を郵送するかコースや主催者へ直接が基本だったわけだが、今はインターネットで気軽にエントリー出来てしまうのだ

 

決済もカードだし、好きな時にエントリー出来る

 

恐ろしいのは酔った時でもエントリー出来てしまう事だ

 

当然飲酒運転はいけないが飲酒しながらのエントリーは可能なのである

 

そして私もその罠にハマってしまうのだ

 

数年前なんとなくオフロードにハマってしまい、いつも1人で走ってた事により自分のレベルがどれほどかよく分からなくてところで、オフロードバイク雑誌のダートスポーツ主催のハッピーエンデューロの記事を見てしまい酔った勢いでエントリーした

 

もちろんインターネットでだ

 

エンデューロがよく分からない人のために説明したいのだが、エントリーした私も全くよく分かってないのが正直なところだ

 

よくわかってないのにエントリーしてしまうインターネット恐るべしじゃないか

 

 

エントリーした理由は『超ビギナークラス』があったからなのも要因だ

 

ビギナーを超えた超ビギナーです

 

言葉的にはビギナーを超えるのはビギナーじゃない気もするが、ニュアンス的にはビギナーよりさらにビギナーとの認識だった

 

1周も回れずにコースの奥の方で動けなくなってしまい誰にも発見されないまま数年間山暮らししたのち、20数年後に発見され政府専用機で帰国してワイドショーにインタビューされるのはゴメンだから一応エントリー前にはSNSにて超ビギナークラスの情報収集もした

 

『林道ツーリング気分ですよ』とか『基本フラットですよ』との返信を信じてエントリーに踏み切ったのである

 

 

結論を先に言うと、関東屈指の高低差を誇る成田モトクロスパークを走った事がある人ならわかると思いますが、フラットな訳がないのである

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エントリー翌日、エンデューロについてYouTubeで初心者クラスの動画を漁り始めたわけだが、その動画には一切フラットだけという事はなく段々とビビり始めるのである

 

多少のアップダウンは大丈夫だとは思うが、エンデューロにありがちな丸太などの障害物は経験があまりない

 

多少は経験はあるけどめっさ滑るので出来るだけ通らない事にしてきた

 

私の人生そのものである

 

 

エントリーが受理された後、暫くしてからゼッケン発表があった

 

私のゼッケンは「24」

 

ぜっこーちょー!でお馴染み中畑清の背番号だ

 

流石にゼッケンが発表されるとテンションが上がる

 

早速ゼッケンナンバーのステッカーを買いにナップスへいった

 

エントリーリストを見るとみんな上手そうで速そうな感じだ

 

文字と数字の羅列だけで判断出来る訳がないのだが、なんとなく自分の名前は大丈夫なのかと心配になるのであった

 

 

レースが近くにつれ緊張が高まってきた

 

梅雨の時期、雨が降ったらちょっとつらい

 

醍醐味と言われればそれまでだが、雨上がりのコースを何度か走った事があるがとても怖いのだ

 

めちゃくちゃ滑るんですよ泥って

 

正直、豪雨だったら行くのやめようと思ってましたね

 

前日までウェザーニュースをリロードしまくりましたが

 

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突然のアドレスv50 

 

紛らわすために前日にヤフオクで落とした部品取り車両を解体しました

 

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特に意味はないのですが、今思えばどこかへ練習しに行くのが普通だったのかもしれれません

 

 

解体後に翌日のレースの用意をしました

 

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まあゼッケン貼っただけですけど

 

トランポに積み込み後、レース当日の受付時間が早かったので飲酒もそこそこに早目に寝る事にしました

 

ベッドに横たわると洗って放置されてたエアエレメントが…

 

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「お前なんでそこに居るんだ…」って

 

雨の中トランポに積載したままエレメント付けに行きましたよ

 

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ってか忘れなくて良かったです

 

ほんとオフロードコースへ行くと最近忘れ物が多くて困ります

 

ヘルメット忘れたり、靴下忘れたり

 

実は当日グローブ忘れそうになりました

 

 

そんなわけで3時起き

 

と見せかけて、なんだかんだで4時まで寝てました

 

成田モトクロスパークは家から80キロほどあるようですが、早朝なら1.5時間ぐらいで着きます

 

 

成田でのレースが初めてだったので駐車場遠かったら面倒だなと思ってましてが、6時少し前着で割りといい場所に停める事が出来ました

 

ちゃんとスタッフの方が誘導してくれました

 

しかし知り合いが一切居ないのもなかなかつらいですね

 

ずっとiPhone弄ってました

 

 

とりあえずバイクを下ろしてやる事やって受付まで待機

 

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コロナの影響で並びも間を開けて、更にはスタッフの方がオデコにピッとするやつで検温してくれました

 

 

ブリーフィングの時間

 

20数年ぶりのレースエントリーでライダースミーティングからブリーフィングと名前が変わったのですね

 

要は注意事項を喚起する朝礼です

 

レースでこのブリーフィングは重要で、出席しないとレースに参加出来なかったりします

 

20数年前、レースに前日入りして友人達と夜中まで語り明かし翌朝寝坊してライダースミーティングに参加出来ず超絶怒られた記憶が蘇りました

 

ブリーフィングの後すぐに超ビギナークラスのスタートです

 

 

そういえば車検はありませんでした

 

一般公道を走る為の車検ではなく、レギュレーションに則してるか、車体に危険な箇所は無いかをチェックするやつですね

 

 

そんなわけで超ビギナークラスのスタートラインに並びます

 

前からゼッケン順に並んで時間差のスタートでした

 

1人参加だったのでルマン式だったらどうしようとか考えてたんですが余計な心配でした

 

 

 

昨晩降った雨の影響で所々ぬかるみがあり、超ビギナークラスの難所となってましたがスタッフの方々が待機しててトラブった時には助けてくれるみたいで安心でした

 

あとやたら応援してくれました

 

たまにスタッフの方々がバイクに乗って巡回しているので、見えないところでのトラブルも超ビギナーには心強く感じました

 

 

参加した超ビギナークラスは40分だったのですが、キャメルバック(給水バッグ)を持って無かったのと、梅雨の晴れ間で高温だった事もあり最後の方はキツかったですね

 

 

とりあえず1回巻き込まれて転んだだけで無事にゴール出来ました

 

24番目からのスタートでしたが、感触として一桁ぐらいの順位かとは思って走ってたのですが、リザルトを見たらまさかの4位

 

もう少しグイグイ行ったら表彰台乗れたかもと思ったりしましたね

 

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そんなわけで無事にレースを終える事が出来て安心しました

 

その後行われた90分クラスと120分クラスを見てましたが、当然超ビギナークラスよりさらにハードなコースで長時間乗ってる人達は一体どうなってるのか心配になりました

 

しかも90分と120分クラスにダブルエントリーしてる人もたくさんいて、エンデューロレーサーの人たちはどうかしてると思いました

 

うっかり入賞してしまったので最後まで居ましたが、天気にも恵まれたのもあってまた何か機会があれば出てみようかなかと思ってます

 

 

ちなみに超ビギナークラスで1位だった人は71歳の方で40代の私はまだまだ若いなと思いました

 

 

ハッピーエンデューロ、おすすめです

 

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