思い出した事
とまあ、純正流用について書いてきましたが、書いてて急に思い出した事があります
その昔、そこそこ名が知れた中堅チューニングショップでパーツを頼んだのですが、純正部品を数ミリ削ったものが届きました
精度が必要な回転系の部品でゼロから設計するのはコストが掛かり過ぎるだろうからそんなもんかと少しガッカリしましたが、取付けてみたところ性能自体は悪くありませんでした
パーツ単体で考えたら純正部品を少し改良(削った)だけですが、その削り具合へ到達するまでの時間やノウハウに投資してるんだなと思ったのを憶えてます
今ならすぐに口コミサイトで詐欺だなんだ言われて低評価にされちゃうかもしれません
インターネットが発達して誰でもすぐに調べられてしまうので、その手のショップからすると大変な時代になってると思います
ポート形状や各パーツや加工法などはそのショップのチューナーさんが試行錯誤して出した物なので「人前で絶対にエンジンを開けないでくれ」と言われた事もあります
特にレースをやられてる人はわかると思いますが、ある程度は教えてくれても核心の部分は企業秘密になります
当たり前ですが、真似されたら自分が積み上げてきたモノが無くなるわけですから
もうネットに出ちゃった物はしょうがありませんが、これからは核心に触れるようなパーツを手に入れてもインターネットでアップするのはやめて欲しいと思うのが正直なところです
今の状況はよく分かりませんが、アナログな部品よりもデジタルな方が重要だったりするので、それほどでもないかと思いますが、一応気をつけてって事です
あと、いい話ではないのであまり人には言ってませんでしたが、その昔とあるチューナーさんに預けてたエンジンをサーキットで盗まれた事があります
小排気量のエンジンでしたので1人で持ち上げられちゃいますよね
その場に居た訳ではないので詳しくは分かりませんが、少し目を離した隙に無くなっていたそうです
界隈では割りと有名な方だったので目を付けられてたのかも知れません
今はそんな事無いと信じたいですが、当時はみんな殺気立ってましたねw
時代が変わって今はヤマハとカワサキはパーツリストがネットで公開されてるようです
ホンダとスズキも公開してくれないかなとは思いますけどね^ ^
あと、配線図
私もネットで探しちゃうんですけど、あれ本当はダメです
メーカーのエンジニアはいい気がしてないと思いますよ
戯言と思い出話しでした
以上