スーパーカブでサーキットを走ろう(後編)
後編ってか車体編
前編が色々な方に読んで頂いたみたいで嬉しいです。
その前半の続きになります。
カブを手に入れる前は安価で手に入る当時流行り始めた4st50ccのスクーターレースに心揺れ動いてました。
こちらも低速ですのでお勧めです。
車体もレッツ4系なら安価ですし、パーツも安く出回ってます。
そしてあまり手を掛けずに走行までいけます。
レースで勝とうとしたらキリが無いですが、とりあえず楽しむのでしたらいいんじゃないでしょうか。
コースによっては走行NGの所もあるみたいですので、確認はしてください。
アドレスv50
こちらは既にレンズ類は外したあとですが、飛散防止のテーピングでも大丈夫かと思います。
あと当然ミラーは外してください。
肝心の車体ですが、基本的にセンタースタンドは取り外した方がいいです。
バイクにもよりますが最初に擦るのがセンタースタンド率は高いです。
一応タイトル通りカブを前提に話させてもらいますが、割りとセンタースタンド取るのは大変な作業になるかと思います。
中古で錆び錆びな車体だったり、シャフトが曲がってて抜けないなんて事もあるかと思います。
実際今レーサーにしてるカブはその類でした。
どうしても取れなくてグラインダーで切断しましたけど。
これは個体差があるので難しい話しです。
もちろんサイドスタンドも無い方がいいです。
その次はドレンボルトのワイヤリングです。
自分で穴を開けて使ってもいいですが、ボール盤が無いと手持ちのドリルだけでは難しいので私はキジマさんの既製品を使ってます。
マグネット付きで若干純正品より長い気がしてフィルター突き破るんじゃ無いかと思って検証してみましたが、どうやら大丈夫のようでした。
ドレンボルトはアルミ製も売ってますが、重要な部品ですのでスチール製をお勧めします。
その後はフィラーキャップもワイヤリングが必要です。
こちらは樹脂製のキャップが多いので穴あけは簡単です。
ワイヤーロックのやり方ですが、今はネットなので見れるので大丈夫かと思いますが、一応説明しとくと、ステンレスワイヤーを穴に通してクルクル捻って締まる方向に引っ張りながら固定です。
ワイヤーツイスターなんて工具も売ってますが、プライヤーでも出来ます。
あとキャブ車でしたらキャッチタンクが必要です。
転倒時にキャブレターからガソリンが漏れてくるのでそれを受け止めるタンクです。
こちらも既製品が売ってます。
最初はどれをキャッチタンクに繋ぐのかが分からないかも知れませんが、とりあえず市販車の場合、下に垂れ下がってるホースを繋いどけば間違いないです。
後は恥ずかしがらずにベテランライダーに聞く
のが1番いいです。
幸い令和の御時世ではSNSをはじめとしたインターネットが充実してるのでその辺りを駆使しても良いと思います。
私も最初はワイヤーロックのやり方が分からず、初めて出たレースの車検で教えて貰って覚えました。
ネットも無い時代でレギュレーションに「ワイヤーロック」としか書いてなくて図解も無かったわけですから周りに詳しい人が居なければそうなりますよね。
締まる側にワイヤーをネジネジして留めとけばokです。
自分もそうしてますが、カブのドレンはテンショナーボルトと一緒にワイヤーで留めてます。
あとワイヤーロックが美しいと速そうに見えますw
後はアンダーカバーですかね
これはコースによりますが、あった方が良いかも知れません。
カブですとカビィさんやドリームレボリューションさんからも既製品が売られてるようです。
別件ですが、トランポや車両保管が困難な方はレン耐をお勧めしたいです。
プロが整備したレンタルバイク(GROMやエイプ)でレースが出来るのでメカの知識が無くても走る事が出来るレースです。
転ぶ毎に5千円徴収されますが、実際にゼロからマシンとトランポを用意してレースをするよりコスパはいいと思います。
色々と能書きを書きましたが、まとめるとベテランに直接聞くのが1番だと思います。
レース中やトラブル中で無ければきっと色々と教えて貰えると思いますよ。
モータースポーツはお金も掛かるし怪我をする事もあるスポーツですが、サーキット走行に興味を持って欲しいと思いこの記事を書きました。
無理ない程度で楽しむのが1番だと思います。
サーキット=プロレーサーを目指してる場所って事では無いのでルールを守ってみんなで楽しみましょうって事です。
以上